奥山修司サロン評価【何でこんなになってるの?サロンのコース表記】「110分のコースとあって、マッサージが70分しかないのはおかしくない?」と言うクレームをいただいた件について。
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こんにちは。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、ちょっと私の横浜サロンの話題についてお付き合いください。
いただいたお客さまのご感想より・・と、いつも感想というと、良い意見ばっかり載せていますが、(いや、本当に良い意見が多いですよ・・決して良いのばかり選んでいる訳ではないのですけどね。ただ良いのは嬉しくてすぐブログに書いてしまいますが。)
が、今回は少し厳しいご意見をいただいたのでそれに関して書かせていただきたいと思います。
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◇サロンのコース表記について
私の横浜元町サロンの現在のコース表記を見ていただくと次のようになっています。
◆コース・プライス
コースはハンドトリートメント施術、60種以上から選べるアロマカウンセリング、ハーブティタイム&アフターカウンセリング、お着替えなどすべてを含んだお時間表記です。
コース時間 フルボディトリートメント プライス 100分 (施術60分+アロマカウンセリング他) 12,000円 110分 (施術70分+アロマカウンセリング他) 14,000円 120分 (施術80分+アロマカウンセリング他) 16,000円
そうですね。こうしています。
これはつまり、アロママッサージの時間はたとえば、110分のコースならば身体に触れる施術は70分、これにアロマカウンセリングを事前と事後、お茶、お着替えなど含んで全部で110分になります。ということです。
確かに・・少しわかりにくいかもしれませんね。
もちろん、ご予約をいただく際にも、再度ご案内して細心の注意をしていますし、コースや受付フォームでも何度もご案内をしています。
ですが、最近こんなご意見をいただきました。
「110分のコースでマッサージが110分受けられると思って行ったのに、マッサージが70分しかないなんてどうかと思う。」
もちろんご予約の際にも事前に記載もしていますし、こちらのお客様の予約事前確認のメールでも再度ご説明しています。
誤って理解されて予約されないよう、細心の注意を払っているつもりです。
だからと言って今回、私は「ちゃんと事前に説明しているのだからいいでしょ?」という言い訳を書きたい訳ではありません。
おそらくマッサージを受けられるかた、いろんなアロマなどのマッサージに行かれる方が多くの疑問を持たれると思うことなので、今回取り上げさせていただきました。
マッサージに行くとき、サロンの表記をいちいち細かく確認しないですよね?
ぱっと見て、あ、110分でいくら・・と書いていたら、110分マッサージされるものだと思うのは自然なことだと思います。
サロンとして事前の説明をしてるとは言え、結果的に不愉快な思いをさせてしまったことに違いはありません。
楽しい時間にするための貴重な時間をいただいたのに申し訳ない気持ちでおります。
それなら、お詫びして、表記を変えたほうがいいのか・・。
が、私としましては苦肉の思いで理由があって、この表記にしております。
ですので、今回はそのご説明をさせて下さい。
◇何でこんな表記にするのか
何故、こんなわかりづらいコース表記にするのか。
まず、「70分を110分と書いて長く見せて、お得にみせてお客様を呼ぼうとしている」
そんな虚偽表記をしているつもりは全くありません。
そんなセコいことはしたくないし、個人的にそうゆうありがちな虚偽に近い表記は大っ嫌いです。
(たとえば、携帯の実質無料とか・・。実質無料・・でもただの分割ローンじゃん!というのとか)
後、例えばホームページに大きく値段を書いて、後で小さく但し書きを書くのも大っ嫌いなんです。
(例えば、携帯のインターネットつなぎ放題です!但し(小さい字で)○○ギガを超えたら繋がらなくなります。とか・・)
スマホにしてみたら、通話までなんかいつの間にか高くなってたり、解約しにくいオプションが沢山ついてたり。(あ、これは関係ないか・・・私はほんと携帯キャリアの各社横並びで消費者特に弱者をごまかすサービスやサービスの表現が大嫌いです。)
すみません・・横道に逸れました。とにかく、何となく見かけを欺くような、ずるい表現は嫌いなんです。
だから、マッサージ店とかも、70分なら、身体に触っている70分いくら、と書いて欲しいのは私も同じです。
自分がされたら嫌なことを、大切はサロンのお客さまにして良いなんて全く思っていません。
実は今の横浜サロンの前の六本木サロンではそうゆう表記にしていました。
身体に触れているアロママッサージの時間、70分でいくら、という表記です。
では、何故、わざわざその表記を辞めたのか。
◇アロママッサージだけのお店ではない
ひとつのこだわりを持ってこの表現にしています。
詭弁だと思われるかもしれませんが、この理由のためです。
私のサロンは、マッサージだけのお店ではない。
私のサロンは、アロマカウンセリングとアロマトリートメントをするアロマセラピーのサロンです。
私のサロンにいらしていただくと、どのコースでも、入念にアロマについてカウンセリングさせていただだきますし、その方にあったアロマを沢山の種類の中から選びます。
事前のカウンセリングはアロマについての正しいイメージを持っていただき、現実の生活から離れた香りと癒しの時間を過ごしていただくための重要な儀式のようなものです。
私は、アロマの仕事を何年も続けさせていただいているうちに、ある重要なことに気が付きました。
アロマセラピーはマッサージだけではありません。
アロママッサージ、つまりトリートメントはアロマセラピーの一部でありすべてではありません。同時に、カウンセリングや一緒にアロマを選ぶ時間はマッサージと同じく、非常に重要なコンテンツなのです。
それはどっちが欠けても十分に良い結果を得られません。
私はアロママッサージ師だと自分で思ってサービスしていないのです。
(ですから久しぶりに会った友人に、マッサージの仕事どう?って聞かれるとマッサージじゃないよ、セラピーだよ。って必ず言ってます。なかなか理解されないんですけど。)
アロマセラピーをしながら、アロマトリートメントをして、アロマカウンセリングをして、そして最高の癒し体験をしていただきたい、それが私のご提供するサービスです。
アロママッサージはそのあくまでひとつの手段です。
例えば、フレンチのコースならば、アペタイザー(前菜)があり、スープがあり、そしてメインがあり、お茶とデザートでひとつのコンテンツです。
前菜やデザートがあってこそ、そのコースの体験は最上のものになると思います。
前菜やデザートは脇役ではあっても、省いてよいおまけではないと思います。
私のサロンのサービスはそんなコース料理のようなのものかと思います。
確かにアロママッサージはメインかも知れませんが、決してアロマカウンセリングやアフターカウンセリングはおまけで、無償のものではありません。
ですから
110分 (施術70分+アロマカウンセリング他) 14,000円
という表記になります。
どうしても身体に触れている時間がお客様は気になると思いますので、施術は70分と但し書きをさせていただいています。
◇業界で考えていく問題だけれど。
アロマセラピーとかなんとか関係なく、こちらは肩こりを解消してくれるマッサージを期待しているんだから。というご意見もあると思います。マッサージの店を希望されるなら、もっともです。
私も、身体に触れるマッサージだけ期待して行ったのに、不要なアロマカウンセリングをされたら、そんなの要らないと思ってしまいます。
でもアロマの素晴らしさを楽しむサロンに行くなら話は別。
きちんとしたプロにきちんとしたカウンセリングからトリートメントをお願いしたいと私は思います。
特に日本では、接客は技術や商品についてくる無料のサービスという印象がありますので、私のカウンセリングでお金をいただく、という考え方に疑問を持たれる方も多いと思います。
ですが、このブログの他の記事もぜひ読んでいただければ幸いなのですが、私は、アロマやオイルの素晴らしさをもっとお伝えしたいし、またプロとして常にそこに誇りを持って仕事をしています。
アロマカウンセリングをおまけとして提供するのではなく、きちんと対価をいただいて、仕事をさせていただきたいと思っています。
◇最後に
業界を見回しても、どうしても、アロマトリートメントのサロンごとに表記が様々なため、お客様が困惑するのは当然です。
私も、お客様にも伝わり易い、なんとか良い表記方法が無いかと常に考えています。
私自身が自己満足のサロンにしたいとは全く思っておりませんので。
今回のご意見はもちろん真摯に受け止め、より良いサービスのご提供をさせていただきたいと強く思っています。
改めるところは改め、もっともっと良いサロンにして行きたいと思います!
今後ともご意見のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
※ちなみに以下はカウンセリングにはこんな気持ちで臨んでいます、と言う記事です。ご参考までに。
「その日の苦労は、その日だけで十分」 アロママッサージの施術とカウンセリングについて。
SHUJI OKUYAMA