プアゾンのアロマ~毒が薬になるコリアンダー・チューベローズ・スィートミルラ・ブレンド。







アロマをブレンドをするときに、参考になるのはやっぱりまずは経験。

季節だったり、気温だったり、お客様の体温だったり、様々な要素が絡みあって、やはりハッとするようなブレンドが出てきます。

すべてが重要な発見で、その後のブレンドに大きく役立ちます。



その他、参考になるのはやっぱり香水のブレンド。

香水にはそれぞれ、調香師が考え抜いたメッセージが入っていますから、香水のノートを読み取るのはとても勉強になるし、トリートメントのイメージを膨らませる上で勉強になります。


たとえば、ディオールのプアゾン。

毒というタイトルだけでも刺激的ですが、アロマセラピーでも時には薬も毒になる瞬間が欲しいもの。シンプルだけど個性的なブレンドがとても参考になるのです。


プアゾンはトップのコリアンダー、ミドルのチューベローズ、ベースのオポポナックス(スウィートミルラ)の組み合わせ。



・コリアンダー







プアゾンの特徴である、コリアンダーのトップノート。

甘く癖のないムスク調の香りで、精神を高揚させ、官能を高めるコリアンダーの香り。

スパイシーなのに、誰からも認められやすいコリアンダーの香りはアロマトリートメントでもとにかく頼りになる精油。

身体の力を高め、不安やイライラも鎮めてくれます。

個人的には、コリアンダーとローズやイランイランという濃厚なフローラルとのブレンドが本当に大好きです。

体温の変化により温かみと甘さが増すのもとても魅力的な香りです。




・チューベローズ






月下香と言われるリュウゼツラン科の可憐な花の香りは、まさ媚薬の香り。

花言葉は危険な楽しみ、危険な快楽。

ローズもジャスミンも高価だけど、このチューベローズもなかなか手にすることが難しい希少な香り。


トップのコリアンダーに、チューベローズという組み合わせだけでも、プアソンの個性が伝わって来ますね。

とても魅力的な香りなのですが、確かに昼間に電車やオフィスで過ごすには合わない・・。

だって、本人は陶酔して気持ち良過ぎるし、周りの人間はなにやら心がそわそわ、落ち着かなくなるから。





・オポポナックス







ベースノートは、バルサムのオポポナックス。カンラン科のミルラの近種で、甘い香りからスウィート・ミルラと呼ばれています。


精神を穏やかに鎮めて、心に平安をもたらす香り。

ミルラ系は、フランキンセンスやパチュリーよりも繊細なベースノートで個性的な香りをトップに持って来たときに併せ易い。それでいてしっかり香りに深みと何とも言えない魅力を足してくれるので、ムスクに一番近いと言われる所以です。

プアゾンのブレンドに関しては、スピリチュアルで魔術の儀式などにも用いられたカンラン科バルサムの大地のような包むこむ穏やかさが、コリアンダーやチューベローズの魔力を高める秘術的なイメージ。

どこまでも妖しい選択のベースノートです。



あくまで香りの魔力というか魅力で考えるアロマのブレンドは、メディカルアロマテラピーなどとはまた違って、とても贅沢な特別な気分にしてくれるのです。



SHUJI OKUYAMA



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