実は危険?ミランダ・カーが愛用「これ無しではいられない」というココナッツオイル。その効果の裏にあるデメリット。






先日、そのミランダー・カーが発言して
話題になったオイル。

使うオイルはこればかり。
これなしの生活なんて考えられない!

と言ったのは・・。

「ココナッツオイル」

フェイス・ボディケアはもちろん
食事、飲み物にも入れて
ココナッツオイルを継続的に
摂取してるとのこと。


ミランダー・カーの発言後
やはり一気にココナッツオイルの
注目度が高まりました。

美容にもダイエットにも良いとされる
ココナッツオイル。

サロンでも「ココナッツオイルってどうですか」
というご質問が一気に増えました。

影響力はさすが、と言いたいところですが・・。

実はとても気になっていました。


ココナッツオイルは
女性にとって大きなリスクも持っているオイル
だからです。

ミランダ・カーは
このリスクを承知の上で使用しているのか・・。
そしてみなさんにお勧めしているのか。


そして今回はこの記事を読んでいただいて方には
ココナッツオイルを利用する際には
安易にではなく
ぜひ、そのリスクを知っていただいた上で
検討していただければと思います。



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◇サロンにココナッツオイルを置いていない。


私のサロンはオイル専門のトリートメントサロン。
エッセンシャルオイルは70種以上。
ベース(キャリアオイル)も10種以上そろえています。

これは、様々な魅力のあるオイルを
出来るだけ多くのご要望に沿って提供したいのと
植物オイルの素晴らしい魅力を
沢山知っていただきたいから。

ベースオイルは例えば
アーモンドオイルやマカダミアナッツという
天然植物100%で出来たオイル。

それ自体が素晴らしい恵を身体にもたらし
また、アロマのエッシェンシャルオイルを
身体の中に届ける「キャリアオイル」
として活躍します。

スィートアーモンド、オリーブ、アボガド
マカダミナッツ、ヘーゼルナッツ
グレープシード、セサミ
ローズヒップ、サンフラワー、アルガン
イブニングプリムローズ等。

どれもが個性的で
そしてそれぞれが素晴らしいオイルばかりです。
私も出来るだけ多くの
その素晴らしいオイルを知っていただきたく
なるべく沢山のラインナップを揃えています。


ココナッツオイルはそのベースオイルとして
オイルトリートメントでも利用出来ます。

しかし、私は敢えて、ココナッツオイルを
サロンに用意していません。
別に入手が難しい訳ではありません。

敢えてココナッツオイルをラインナップから
外すことには
それなりの理由があるのです。



◇まずはココナッツオイルの魅力


デメリットの前にきちんと
メリットも把握しておきましょう。


ミランダ・カーはココナッツオイルの
どんなところに惹かれたのか。

それはまず

・脂肪になりにくく燃焼を促すダイエットオイルである。

ということ。

これは最近のココナッツオイルの
決めゼリフになっていますね。


ココナッツオイルの最大の特徴が
ダイエットに良いとされている
「中鎖脂肪酸」を中心に構成されているということ。


少し難しくなりますが大事なところなので
ざっくり説明します。

オイルは飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸のバランスで構成され

例えば、バターやラードなどは飽和脂肪酸が多いので
コレステロールが高く、肥満や動脈硬化のリスクが高まるとされ

逆に不飽和脂肪酸の率が高いオリーブオイルやセサミオイルは
健康に良くヘルシーとされている。


バターなどと同じくコレステロールが気になる
飽和脂肪酸は肥満の原因とされて来ましたが


最近はこの飽和脂肪酸の中でも
「中鎖脂肪酸」というものは
身体に良い特徴を持っていることがわかった。


中鎖脂肪酸は、エネルギーとして
利用されやすく、体内に溜まりにくい。

溜まりにくいだけではなくて
なんと、他の脂肪酸の燃焼まで促進する
とされています。

この結果、中鎖脂肪酸が
燃焼系の脂肪酸としてダイエットに注目されている
訳なのです。


ココナッツオイルが良いとされる肝は
ずばりここです。

圧倒的(90%)以上が中鎖脂肪酸のかたまりである
ココナッツオイルは一気に注目を集めることに
なりました。

またビタミンEなどのバランスにも優れ
美肌効果
体内で分解されるとケトン体というアンチエイジング作用の
ある物質に変更することや
免疫系にも良い働きをもたらすことがわかっています。



◇ではココナッツオイルのデメリットとは


確かに、中鎖脂肪酸は注目の機能を持っていると思います。

ですが、オイルはやはりオイルで
所詮油であり、カロリーはあります。

あくまで、肝臓で分解されやすくエネルギーになり易い
ということで

運動が足りず、エネルギーが余れば太ります。


また、オリーブオイルなどは、ココナッツオイルなどと
違い、体内で生成されない不飽和脂肪酸ですから
それを取ることは身体に良いとされていますが

バターなどでも取れる中鎖脂肪酸を
敢えてココナッツオイルで取りづづけることは
ダイエットとしても、非常に運動などとの
バランスが難しく、オーバーカロリーの不安も
付きまといます。

ダイエットとしてはかなりリスクのある
方法です。


◇最大のデメリット


そしてココナッツオイルの最大のデメリットが存在します。
特に女性の健康にとってです。

これはダイエットにおける中鎖脂肪酸のメリットを
大きく上回る可能性があります。

特に私のサロンでは
この理由をもとにココナッツオイルをサロンでは
使用しません。


それはココナッツオイルは「冷性」のオイルだと
いうことです。
このオイルの非常に大きな特性です。

歴史的にも、中医学でも、インドのアーユルヴェーダでも
このオイルは「熱を冷ますクールダウン」のオイル
として利用されました。

特に皮膚の炎症なども抑え
皮膚からの冷却には優れています。

これが、南国などでは暑さの防止として
日焼け防止効果などと
合わせてメリットとなるのですが。


クールダウンできるということは
裏を返すと「身体を冷やすオイル」
ということです。

特に中医学では、身体を冷やすことは
健康のために絶対NGです。
冷え性などに悩まされやすい女性にとっては
特にそうです。

冷えは抹消血管の活動を弱め
身体の代謝を落とします。

結果的に身体のエネルギー代謝を下げ
ダイエットと全く逆の効果が出ます。

身体を冷やす食物は
内臓からも身体を冷やし
内臓の働きを低下させます。

婦人系にとっても冷えは最大の敵ですから
ホルモンバランスなど様々な影響が考えれれます。

特に、年齢的に代謝が落ちたり
慢性的な冷えや血行不良からの肩こり
また生理不順などのある方には
絶対に避けるべきオイルだと思います。


◇正しい情報なのか?


最近のココナッツオイルの情報を
見ていて思うのは
ダイエットにも素晴らしい
免疫も美肌にも素晴らしい

その上、甲状腺などに作用して機能を改善し
冷え性にも良いという記述があることです。

たしかに、甲状腺に有効な作用もあるようですが
それが、この冷やすオイルのもつ性質を
上回るほどのものなのでしょうか?

このオイルが女性を冷えから守るかというと
全く疑問で、無責任な記述と思います



◇ココナッツオイルの利用される地域は

もともと、ココナッツオイルは産地といい
利用された地域といい
温暖な南国の地域が中心です。

そうゆう国や地域にはこのオイルは合うのです。
クールダウンすることが
身体にとってメリットが大きいから。

でも、日本のように寒暖差があり
湿度も高くまた
最近では夏でもクーラーの冷えに悩まされて
りする国にそもそも合うオイルだとは
思いません。


健康食法で知られるマクロビオティックに
「身土不ニ」という考えかたがあり
これは、自分が住む土地でずっと作られて
きた作物を取ることが
健康につながるというものです。

その土地でずっと育てられ
それを食べ続けてきたことは
それなり健康にとっても良い理由が
あるのです。

そうゆう意味でも
少なくとも日本人にココナッツオイルが
すごく適しているとは思えないのです。



◇結論

ココナッツオイルのすべてが
悪いと言う訳ではありません。

中鎖脂肪酸は中でも注目の特徴だと思います。
免疫を強化されるとするラウリル酸など
の成分もあります。
ケトン体も確かに話題ではありますが・・。

ですが、中鎖脂肪酸なら他のオイルでも
取れますし免疫強化に適した食物も
他に沢山あります。

ココナッツオイルよりビタミンEが豊富で
アンチエイジングに適したオイルは
沢山あります。


あえて、伝統的に身体を冷やし
女性にとってリスクが高い
ココナッツオイルを取り続ける

それが本当に優れた健康法なのかは
とても疑問です。


少なくともこのリスクを正しく認識し
その上で上手く利用して行くべきでしょう。


ミランダ・カーをはじめハリウッドセレブの中で
ブームのようですが
当然ビジネスの面もあるでしょうね。

それが、彼女たちが選んだものなのか
コマーシャルとして利用されているのかは
わからないですが。

ミランダ・カーがココナッツオイルの輸出国
オーストラリア出身であるというのは
考えすぎでしょうか。


植物オイルは素晴らしい魅力を持っています。
美容と健康の味方になってこれることは
間違いありません。

ただしそれは、正しい取捨選択と
自分にあったオイルを続ける
いうことが前提になります。


特に日本の女性にとっては
ココナッツオイルは慎重に検討して
利用すること

そして偏ることなく
様々なオイルを目的に合わせて
バランス良く活用するのが良いと思います。




SHUJI OKUYAMA
















真夏ならともかく
秋から冬場なら絶対身体を温めるオイルを考えたいです。
温性オイルならまずセサミオイル。保湿性も高い。

ガイアのセサミ。




下はエコサートオーガニック基準のフロリハナのセサミオイル。
僕ならサロンのお客様にはこちらを絶対勧めます。






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ぜひオイル選びの参考にして下さい。

日本人が誇りに思えるスーパーオイル、お米のオイル(ライスオイル)の効能・魅力を5つのキーワードで説明してみる。 



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