「テルマエ・ロマエ」阿部寛のルシウスが仕えたローマ皇帝ハドリアヌス。彼が一番好んだアロマバスブレンドを勝手ながら推察してみた。
もはや阿部寛の代表作となった「テルマエ・ロマエ」
北村一輝ら、濃い顔のメンバーが勢ぞろいしている
この作品は、私も濃い顔なので
みなまったく他人のように思えず。
そんな濃く暑苦しいオールスターといい
脱ぎっぱなしの阿部ちゃんといい・・。
本当に爆笑で楽しめるこの映画。
この映画のテーマと言えばローマとお風呂。
映画の中でも日本のおしゃれなアロマバスに影響を受けた
主人公のルシウスが皇帝ハドリアヌスに
アロマバスを献上するシーンがありました。
さて今日書いてみたいのは
このハドリアヌス皇帝のアロマバスについて。
彼がルシウスに命じて作らせた
浴場でその後どんな香料のブレンドがなされたのか。
そして彼はどんな香りのお風呂に入って
後年を過ごしたのか。
歴史を見ながら勝手ながら
想像してみたいと思います。
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◇ローマ皇帝とアロマバス
史実ではローマは非常に香料や香油利用した時代であり
皇帝たちは現代でいうアロマバスを楽しんでいたんですね。
ハドリアヌスより前の時代の皇帝ではネロが
バラが大好きで、バラの香油の入った入浴を
楽しんでいました。
ちなにみ皇帝に限らずローマはとてもバラが
密接に関わっていた時代だったので
まずは香りといえばバラ、ローズが第一だったはず。
公衆浴場などでもバラの香りとバラ水が
使われていたようです。
となると、やはり皇帝ハドリアヌスのアロマバスにも
まずローズはかかせなかったはず。
それも最高級のイングリッシュローズで。
(これは勝手な想像です)
そして皇帝はまた、遠征や視察で
各地で多くの香料に触れ
その魅力を知っていたはずです。
ですから多くの香りを試したことでしょう。
◇ヨーロッパの薬草風呂
古代ギリシャの医学のヒポクラテスは
すでに、薬草の芳香風呂と香油のマッサージが
身体に良いとしていたということですから
ギリシャの影響を受けたローマでも
薬草がお風呂に使われたはずです。
ヨーロッパの伝統的な薬草と言えば
ジュニパー、サイプレス、マージョラム、フェンネル
タイムやミント、ローズマリーなども
きっと試したのではないでしょうか。
◇東方交易と香料
ローマ領地内での産出のみならず
東方交易での香料の流入を
考えると、多大な香料がローマには入って着ていました。
ジンジャー、コリアンダー、サンダルウッド
ウコン、ブラックペッパー・・。
うーん・・こうなるとローマ皇帝が手に入れられない
香料はほとんどないということになって来ますね。
なんといっても世界のローマ帝国です。
そうなると・・。
キーワードはやはりこのエピソードになるようです。
◇エジプトと香りの思い出
映画で印象的なシーンがありました。
ハドリアヌスが愛した恋人との
エジプトのナイルの思い出を
浴場で再現したシーン。
ナイルのエジプト。
代表する香りは、ミイラ作りにも作られた
「ミルラ」と「シダーウッド」
それからクレオパトラも愛した「フランキンセンス」
現代にも繋がるこれらの素晴らしい香りは
彼にとって忘れられない香りになったはずです。
少なくとも、ナイルでの悲しい事故の後には。
◇では結論。
さてさて、ではいよいよ
勝手なこの想像に結論を付けたいと思います。
ハドリアヌス帝が後年まで好んだ
アロマバスでのブレンドは
最高級のローズとナイルの思い出をこめた
ミルラ、シダーウッド、そしてフランキンセンスのブレンド。
香りは何時までも消えかける記憶を
呼び起こしてくれます。
帝国を治める激務の合間に
思い出の香りのお風呂で
心を癒していたのかも知れませんね。
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